タワーマンションの管理費はなぜ割高?

管理費とはマンションやアパートなどの共同住宅にある敷地、エントランス、廊下、エレベーター、階段、屋上などの共有部分の管理や維持の為に充てられる資金のことです。

数ある物件の中で、タワーマンションや大規模マンションの管理費は、他のマンションと比較すると「高い」と言われています。

首都圏の新築マンションの場合、管理費は平均15,000円、修繕積立金は6000円前後で、合計2万円前後です。

ところが、タワーマンションになると大体1.5~2.5倍(管理費25,000円、修繕積立金10,000円前後)程度の管理費・修繕積立金が必要になってきます。

なぜタワーマンションの管理費が高くなりがちなのか説明します。

マンション住民が共用で使える施設が多い

基本的に管理費や修繕積立金は、住居数が多ければ多いほど安くなります。
階層が高いタワーマンションなど大規模マンションの場合だと、分担できる割合が高いので、割安になりそうなものです。

しかしながら、タワーマンションには他のマンションにはない共用施設やサービスが充実しています。

例を挙げると、家族や友人が泊まる用のゲストルームや、パーティールーム、眺望が良いスカイラウンジ、子育て家族に嬉しいキッズルーム、ジムやシネマルームなど。

それらの施設を維持、管理していくにはどうしてもお金が必要。その為、結果的に管理費が割高になってしまう訳です。

自分たちのライフスタイルにあった共用施設があるタワーマンションでないと「実際に年に数回も利用しないのに、管理費が高い」と割高に感じてしまうかもしれません。

サービスが充実する代わりに管理費も上がる

タワーマンションや大規模マンションのウリの一つが「ホテルライクなサービスを受けられること」。

エントランスホールでのコンシェルジュサービス、共有スペースや施設の清掃、24時間のごみ処理サービス、セキュリティ重視の巡回警備......など、それぞれに管理費がかかります。

他のマンション生活とは異なった、ホテルライクな快適なサービスを受けられる代わりに、それを支えるだけの維持費や管理費が追加で必要になります。

高層階は更に割高だった!?

不動産専門のデータバンク「東京カンテイ」によると、タワーマンションの20階以上の高層階と20階未満の低層階では、高層階の方が月額の管理費が30%も高いというデータがあります。

「低階層でも高層階でも支払う管理費は同じだから、低階層の方が割高」と言われることも多いのですが、実態はタワーマンションごとに異なります。

管理費・修繕積立金は値上がりする可能性大

新築のタワーマンションの場合、最初の管理費や修繕積立金は安く記載されていることが多いです。理由は「管理費や修繕積立金があまりに高いと、購入してくれないから」と言うもの。

他のタワーマンションと比較して「やけに管理費や修繕積立金が安いな」と感じたら、将来的に値上げする可能性が高いと見て問題ないでしょう。

住民が少なくなれば、充分な管理費を回収できなくなり、その分清掃やサービスに回せるお金も減ってしまうので、管理費を上げざるを得ません。

またどれだけの工事費用が必要なのか最初の段階では分かっていないことも多く、実際の修復内容から見積もりを出して、想定の金額よりも工事費が高ければ、臨時で修繕積立金を徴収することにもなります。

タワーマンションを購入したり、賃貸で住む場合は、契約前に管理費や修繕積立金の使い方や将来的に値上がりするかどうか確認しておくと安心です。

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