タワーマンション・高層マンションの火災対策とは?

「タワーマンションはオール電化だから、火事が起こりにくい」と考える人も多いですが、物件の中には都市ガスを採用してるタワーマンションも少なくありません。

火元は台所以外にも、寝タバコやロウソクの火の不始末などで起こりやすいのが火事です。
しかしながら、消防車のはしご車は高さ50m、建物の17階相当までの消火しかできません。

「タワーマンションで火災が起きた時は、大変だろうな」というイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。

タワーマンションの火事対策

タワーマンションには、火事が起こった時、万全の対策が取られるように設計されています。

スプリンクラーで自己消火

31m以上または11階建て以上の建物には、スプリンクラーの設置が義務付けられています。

超高層マンションのタワーマンションの住戸にも、スプリンクラーの設置が必ず付いています。
例えば「台所の上に1コ、リビングに2コ、部屋や玄関に1コずつ」という具合です。

その為、どの部屋で火事が起きても、すぐに消火できる体制が整っています。
タワーマンション備え付けの消火器と、スプリンクラーがあれば、火を最小限に食い止められます。

鉄筋コンクリート造で燃えにくい

マンション火災で怖いのが、他の住戸にも延焼してしまう可能性が高いことです。

ほとんどのタワーマンションは、鉄筋コンクリート造でできています。
鉄筋コンクリート造のマンションは、木造などに比べても防火性が高く、他の住戸に燃え広がりにくくなっています。

タワーマンションで火災が起きても、住戸自体が燃えにくい構造で、スプリンクラーの可動によって、大火事になることは少ないです。

消防隊の消火活動

部屋に設置したスプリンクラーで初期消火をした後は、消防隊が消火活動を行ないます。

建物の消火活動は、はしご車を使って建物の外からホースを使って水をまくイメージが強いですが、タワーマンションの場合はまた違います。

出火元が20階近くの住戸だと、はしご車からのホース散水は難しいですが、建物内からの消火は行なえます。

タワーマンションには、非常用エレベーターが設置されています。
これは停電、火災時でも稼働可能なので、消防隊は非常用エレベーターを使って消火・救援活動に当たります。

またタワーマンションには火災時の消火活動用に、連結送水管があります。
マンションの外に送水口、マンションの各フロアの階段室や非常用エレベーターのロビーなどに放水口があります。

送水口と放水口、そして建物内を通っている送水管を通して、ポンプ車からの水を上げて、消火を行ないます。

タワーマンションは火事に強い

火災に関しては、タワーマンションは他のマンションに比べて防火性が高い構造になっています。

スプリンクラーを使った初期消火活動は、慣れない人が消火器を使ってやるよりも効果的と言えますし、鉄筋コンクリート構造なので「火事でマンションが全焼」のような被害が起こりにくくなっています。

また火災が発生した時、内廊下が煙で充満しないように、非常用の排煙システムや防火扉が作動するので、煙に巻かれる心配もありません。

都市部で消防署から近いタワーマンションであれば、通報からすぐに消防隊が駆けつけてくれるので安心です。

タワーマンションは高額マンションゆえに、火災対策や設備も万全に整っていると言えます。

もちろん、火事を起こすと多くの人に迷惑をかけてしまうので、できるだけ火事を起こさない対策を自分でも取っておくことが大切です。

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