免震構造でも揺れるってホント?きちんと知りたい免震構造について

ここ数年で急増しているタワーマンションは、免震構造で建てられています。

建物を丈夫にする代わりに激しく揺れる耐震構造とは違って、ゆっくりと揺れる免震構造の建物では、大地震による被害を少なくすることが可能です。

しかし、いくら免震構造で建てられたタワーマンションだからといって、全く揺れないというわけではありません。

上層階になると強風が吹いただけでも揺れを感じることがあるので、そのあたりについては十分に理解した上でタワーマンションへの居住を決めましょう。

免震構造でも揺れるのか

免震構造とはどのような仕組なのでしょうか。
免震構造で建てられたタワーマンションでも、本当に揺れるのでしょうか。

免震構造とは?

免震構造には、地盤の揺れを1/3~1/2程度に軽減させる効果があると言われています。

つまり、建物に揺れを伝わりにくくするため、地震によって地盤が激しく揺れても、その上にある建物はゆっくりと揺れる仕組みになっているのです。

それを実現しているのが地面と建物を連結させている部分に使用している「積層ゴム」であり、これによって建物が受けるダメージが少なくなります。

耐震構造の建物の場合は、建物自体は地震に耐えられるだけの丈夫さを持っていますが、地盤の揺れと同じように建物も揺れてしまいます。

そのため、室内で家具が倒れたり、窓ガラスが飛び散るなどの二次災害が多く報告されています。

免震構造だと揺れ自体が軽減するため、二次災害も少なく、タワーマンションのような高層階の建物には適している、というわけです。

免震構造でも揺れる?

免震構造の仕組みを説明したところでお分かりいただけたと思いますが、免震構造のマンションでも、もちろん揺れは感じます。

ただし免震構造の場合は地震の揺れに合わせて建物自体も揺れることで崩壊を防いでいるので、「心配のない揺れ」と考えて良いでしょう。

耐震構造のマンションの場合は地盤の揺れと同様に建物も激しく揺れ、上の階に行くほど揺れ幅も大きくなります。

それに対して免震構造のマンションはゆっくりとした大きな揺れで、どの階でもほぼ同じ揺れ幅なのが特徴です。

実際に免震構造のタワーマンションに住んでいる人が地震を経験した際には、「揺れがゆっくりだったので地震だと気づかなかった」、「免震構造なので揺れても心配は少なかった」と答えている人が多いようです。

最後に

タワーマンションに免震構造が採用されている理由がお分かりいただけたのではないでしょうか。

タワーマンションに住む人たちの中には、風によるわずかな揺れや地震がきたときの恐怖をストレスに感じ、「高層階症候群」の症状を訴えている人も少なくありません。

もともと「地震が苦手」という人は、特に免震構造のことを理解して、安心して暮らせるようにしましょう。

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