タワーマンションの購入時は「修繕積立金」にも気を付ける

マンションを購入する際に見落としてはいけないのが、管理費や修繕積立金と言った、月々支払う必要があるお金のことです。

タワーマンションはその高さから、ランドマーク的な意味合いが強く、施設やサービスが充実しています。しかしながら、通常のマンションに比べて、管理費や修繕積立金などの維持費が高くなる傾向にあります。

タワーマンションを購入する前に知っておきたい「修繕積立金」を中心とした維持費について説明します。

修繕積立金とは?

修繕積立金とは10~20年後マンションを大規模に修繕する工事(大規模修繕工事)に備えて、毎月支払う積立金のことです。

修繕工事では外壁の修理、エレベーターや排水管の取り替え、防水の再加工などを行ないます。タワーマンションの修繕費用は通常のマンションに比べて高額なので、その分修繕積立金も高くなります。

タワーマンションの修繕積立金は、1平米(1m2)500円程度で、工事費用がまかなえると言われています。普通のマンションの修繕積立金の目安が、1平米(1m2)200円前後であることを考えると、タワーマンションの方が2倍以上割高です。

修繕積立金が割高な理由

例えば、マンションの外壁を修理する為の足場の組み立てやゴンドラでの作業は、階層が高くなるほど難しく、時間がかかります。

その為、普通のマンションに比べて工事期間が長くなり、その分修繕費用が高くなる傾向にあります。

タワーマンションの建設が始まって、まだ20年程しか経過していないので、修繕方法が試行錯誤な状態が

最初は安いが値上がりする場合も

マンションを売りやすくする為、最初の修繕積立金を低めに設定して、その後値上がりする場合もあります。

物件情報を見ると、管理費よりも割安に書かれることが多い修繕積立金ですが、購入してから何年後には管理費の倍の値段になることも。

値上がりすることを知らず、修繕積立金を支払えなくなって、最終的に立退きを余儀なくされたケースも実際にあるようです。

初期のタワーマンションは要注意

日本で20階以上を越えるタワーマンションが建ち始めたのは、1990年代前半と言われています。中古のタワーマンションとして売りだされている物件が、築10~20年以上経っているものも珍しくありません。

タワーマンションの規模が大きくなればなるほど、また築年数が経てば経つ程、費用は大きくなります。中古マンションで安く購入できたとしても、十何年後かには新築物件を買うより、合計支払い金額が多くなってしまうかもしれません。

購入前に修繕計画と総額を確認する

修繕費用が予算以上にかかることになると、臨時徴収が行なわれたり、月々の積立金が値上がりしたりすることも考えられます。

タワーマンションを購入する時には、大規模な修繕が何年ごとに行なわれるのか、5年後、10年後の修繕積立金の総額がいくらになるのかなども合わせて、デベロッパーに確認しておきましょう。

修繕積立金が周辺のタワーマンションに比べて、あまりに高かったり安かったりする場合は危険です。用途不明な高額の修繕積立金を支払い続ける必要がありますし、安過ぎる場合は住んでいる途中で急遽値上がりする可能性も否定できません。

きちんと説明がない、情報の開示が不十分だと感じたら、一旦考え直してみるのも手だと思います。

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