階層によっても違う、タワーマンションの住み心地について調べてみた

せっかくタワーマンションに住むのですから、「出来るだけ高いところが良いに決まっている」と思うのは、言ってみれば当然のことでしょう。

実際、その人気から、高層階に行くにしたがって価格帯も上昇しますし、高層階から売れていきます。

ですが、高層階に住むことについては、デメリットも多く、「住み心地」については、一概に高層階ほど快適というわけでは無いようです。

タワーマンションの超高層階住むことの主なデメリットと、タワーマンションである事のメリットに中心をおいて各階層の住み心地を調べてみました。

耐震性と揺れ

日本では、高さが60メートル以上の超高層建築物について、国土交通省の大臣認可を受けなければならないことになっています。

つまり、タワーマンションの耐震性については、通常は、建築基準法に基づく建築確認がされています。

東日本大震災時にも、その耐震性は証明され、高く評価されることとなりましたが、同時にその耐震構造ゆえのデメリットも露呈しました。

多くのタワーマンションは、耐震性を高めるために高層階ほど大きく揺れる構造になっています。

東日本大震災の後、高層階に住む住人の多くが、その絶えず続く揺れに耐え切れずに中低層階に住み替えたという事実もありました。

このことから、耐震性と揺れの関係からは、建物の倒壊の無い安心感を得ながら、揺れも少ない低層階が、タワーマンションの強みである耐震性を享受できることとなります。

エレベーターの待ち時間

次に、タワーマンションの高層階居住者のデメリットの上位に挙がるエレベーターの問題を考えてみましょう。

高層になればなるほど、通過する階が多くなり、地上に降りるまでの時間はどうしても長くなります。

地上から、部屋に戻るときにも同様に時間がかかりますから、外出が億劫になってしまうのも頷けます。

タワーマンションに住む事のデメリットの上位に、「外出が億劫になる」と「エレベーターの通勤時間帯ラッシュ」という回答が上がっています。

ほんの5分でも惜しい朝の通勤時間帯に、エレベーターを待つことや、各階で止まるエレベーターの中で、辛抱強く地上にたどり着く事を待つ毎日を、全く想定外で生活し始めた場合はそのストレスも大きいことでしょう。

高層階まで行ったエレベーターが、なかなか降りてこない事を考えれば、この問題は、階段で上り降りができるほどの低層階を除いて、高層階だけの問題ではなく、中低層階でも同じことが言えるでしょう。

しかし、タワーマンションには、高層階用のエレベーターと、中低層用のエレベーターとに分かれていることが多いのです。

そして、高層階に行くエレベーターについては、通常のものよりもスピードの早いものが設置されている場合があります。

これを考えると、高層階の一番下の階がお得ということになるでしょう。

超高層階から降りてくるエレベーターを待つ時間はいたしかたありませんが、エレベーターに乗り込んでしまえば、自分の居住階から、地上までは、高速で直通で降りられるということになるからです。

急いでいる通勤時に各階で止まってイライラするストレスは感じずに済みそうです。

したがって、このエレベーターの待ち時間については、高層と中低層に分かれているエレベーターのあるタワーマンションの場合では、中層階が便利ということになります。

固定資産税

展望は、タワーマンションであるメリットを受けていない。

いざという時のために設置してある、非常用の自家発電機付きエレベーターには、それほどお世話にならなくても良い。

そんな状況であっても、低層階に居住している方と最上階に居住している方に送られて来る固定資産税の請求書には、同額の金額が記載されることになります。

もちろん、同じ広さの部屋に住んでいる場合には、ということです。

タワーマンションは、その設備や、基礎工事の規模、構造などから、固定資産税はどうしても高額になります。そして各居住者への割り振りは、ただ単に面積割ですので、超高層住宅であるゆえのメリットを受けている居住者と、そうでない居住者とでは、少し不公平感のある結果となります。

高額な固定資産税を考えると、高層階であるほど、その額に見合った恩恵を受けているといえるでしょう。

価格と住み心地

最初に書いたように、タワーマンションはそれ自体人気がありますし、高層階ほど人気があり、価格帯も高額になります。

しかし、価格と住み心地は、必ずしも比例するとは限りません。

実際、同じタワーマンション内で、上層階から中低層階への住み替えをされる方も少なくないようです。

住み替えが簡単にできるような経済的に恵まれた環境にある方はともかくとして、住んでから後悔する前に、高層階であることのデメリットやご自身の生活パターン、妥協点などをしっかり踏まえて選ぶことが大切でしょう。

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